犬のお散歩で大事なことは?

先日のプライベートレッスンでの出来事。
Tちゃんが伏せて動かなくなってしまいました。普段のお散歩でもよくある行動だそうです。

見ていると周りを観察したり、周囲の音に耳を澄まして情報収集をしている様子。

まだまだ若くて外の世界には知らないことがたくさんあるよね。
そのあと、蟻にも戯れていたので、ご家族には「立ち止まって動かなくなってしまったら、お時間が許すようなら一緒に外の世界を観察してあげてください」とお伝えしました。

蟻に戯れるなんて、本当に若いときにしか見られない愛おしい姿!
私の愛犬もお散歩デビューしたばかりの頃は風に舞う落ち葉にじゃれていたけど、あっという間にそんなことはしなくなってしまいました。動画に撮っておけばよかった!と今日も後悔しています。

お散歩は運動のため!と思われる方が一番多いかな?と思いますが、「たくさん歩かせなきゃ!」「●分以上は歩かなきゃ!」と距離や時間に囚われる必要はないと思っています。

一歳未満の子や周りの刺激に敏感な子は、外の刺激に興味津々だったり、ちょっと怖かったり。そういう時は、立ち止まって一緒に外の世界を観察してあげるのも大切だと思います。長い距離を歩かなくても、たくさんの刺激を受けて情報を処理して、脳をフル回転して疲れるはず!

「たくさん歩かなきゃ!」という気持ちに縛られず、犬がそのとき求めているものを汲み取って提供できる人が増えたら嬉しいなぁと思います。