子犬をお迎えして、誰もが直面するのがトイレトレーニング。
お迎えして数日ですんなり覚えてくれる子もいれば、トイレを覚えるのに時間がかかる子もいます。
でも、適切なトイレトレーニングを行っていれば、必ずできる日は来ます。
我が家の愛犬は生後5ヶ月の時にお迎えして、トイレを完全に覚えたのは8ヶ月ごろでした。
おそらく、うちの子は時間がかかった方だと思います。
粗相を繰り返されると掃除も大変ですし、「いつになったらうちの子はトイレを覚えてくれるんだろう」とイライラしたり心配になってしまうこともあると思いますが、愛犬がトイレを失敗したときに絶対にしないで欲しいことがあります。
・失敗を叱る
ついつい「そこじゃないでしょう!」と怒りたくなるかもしれませんが、本来、犬の世界に「“トイレ”でおしっこをしなければいけない」というルールはありません。あくまで人間と暮らす上でのルールです。人間が「トイレの場所を間違えたから」怒っても、犬にとっては「おしっこをしたら怒られた」と考えてしまうでしょう。
そうなると、犬は隠れてトイレをするようになったり、トイレを我慢して膀胱炎になったりしてしまいます。
犬がトイレを失敗してもどうか叱らず、静かに淡々と片付けるようにしてください。
・ハウス(クレート・ケージ)に閉じ込める
トイレトレーニングでは、タイミングをコントロールするためにハウスに入れることはあると思いますが、「トイレを失敗したから遊ばせずにハウスに戻して閉じ込める」というのは犬にとっては意味がなく、ハウスに対してマイナスなイメージ(遊びたかったのに遊べなくなってしまった嫌なところ)がついてしまいます。
ハウスはホテルに預けるとき、入院するとき、災害時など様々な場面で必要になります。犬にとって安心安全な場所であることが大切です。
トイレトレーニングに限らず、犬のしつけにおいてハウスを罰として使わないようにしてください。
犬をお迎えして早々、トイレトレーニングで悩む飼い主さんをよくお見掛けしますが、どうか焦ったり思い詰めたりしないで欲しいと思います。